歯列矯正の仕組みとは
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2021/04/08
コラム
歯を自分で動かそうとしても簡単に動かないですよね。
それなのに歯列矯正の治療は、歯を正しい位置へと戻し、歯並びを良くすることができます。
そこで今回は、歯列矯正の仕組みについてご紹介します。
▼歯列矯正の仕組み
・歯の根とあごの骨の間にある「歯根膜」という伸縮を利用して歯を動かす
・矯正位置で動かしたい方向へ歯に微量の圧力をかける
・歯が押され、「歯根膜」が伸縮する
・圧がかかり「歯根膜」が伸縮し歯が動き出す
・「新しく骨を作る細胞」と「骨を溶かす細胞」が活発に動く
・「新しく骨を作る細胞」は「歯根膜」が伸びたところへ骨を作る
・「骨を溶かす細胞」は「歯根膜」が縮まったところの骨を溶かす
・「歯根膜」のバランスがよくなったとき、歯の移動は完了
この流れゆっくり少しずつ繰り返し行うことで矯正をすることができます。
▼歯列矯正で歯が動くスピードはどれくらいなのか
■1ヶ月に歯が動く量は0.3㎜~0.5㎜程度
歯列矯正の治療では、歯をゆっくり時間をかけて動かします。
1ヶ月に動く量は0.3㎜~0.5㎜くらいです。
■歯の凸凹であれば4㎜程度
しかし歯列矯正の治療で動かしたい大きさは、平均で4㎜くらいです。
要するに、理想の歯並びまで動かすとなると、数年かけて矯正治療を行わなくてはなりません。
▼歯列矯正の流れとは
歯列矯正の一般的な流れの説明を解説します。
■相談・カウンセリング
まず初めにカウンセリングをします。その後にレントゲンや歯周検査などの検査をしていきます。
■治療方針の説明
治療の装置の提案や治療にかかる期間や費用などを説明があります。
■治療開始
歯磨きの方法や虫歯予防のレクチャーがあります。
■治療期間
1ヶ月に1、2回通院をしワイヤーの調整をします。
抜歯なしの場合、1年~1年半で抜歯ありの場合だと2年~2年半くらいです。
■保定期間
後戻りしないよう予防用リテーナーを装着します。
通院は数ヶ月に1回くらいです。
歯並びやかみ合わせをよくしたいと考えている方は、しっかりと歯列矯正の仕組みを知って矯正治療を行いましょう。